SURF day's

「2021年夏休みの自由研究」は　意外とおじさん達にウケが良かったみたいなのですが　おじさん故？　塩分濃度1.6%と言われても基準がないからわからん　だとか　今切口はどうなっているのか？　と　波がデカすぎ暇を持て余したおじさん達は好き勝手なことを言い出す始末・・・　ていうか　我々親子の自由研究は　イギリスの科学雑誌ネイチャーへの掲載をも目論む壮大な計画のもとに行われていることを　あのおじさん達は理解しているのか？！　ま〜　あのレベルの凡人には到底理解できないであろうが・・・
ということで第一日目の「浜名湖の塩分濃度調査」に引き続き　その比較対象というべき我が家の前の「遠州灘の塩分濃度調査からの塩の析出実験」へとテーマを切り替え　自由研究二日目がスタートしたのでした！
まずは試料の採取！　本日は波が高く少し危険な香りも漂っておりましたが　風呂から桶を持ちだし試料採取は難なくコンプリート

さて、あまりコメントの入らない私のブログ・・　そんなブログに本日寄せられたコメントは　“遠州灘の塩分濃度が気にならんのか！“ というごもっともなコメント・・　ま〜この点については先ほども述べた通り　壮大な計画の一部として組み込まれており　本日がその計画日・・　ネットで調べてみると海水の塩分濃度はどうも3.5%程度らしいので　本日採取した試料も塩分濃度計の示す数値は3.5%近辺の数字を示すはずである！　しかしながら昨日の1.6という数字がトラウマとなり　もしも！もしも！この採取した試料の塩分濃度が1.6%だった場合　今までやってきたことが音を立てて崩れ去ってしまいそうで　なかなか採取した試料に塩分濃度計を浸けることができませんでしたが　昨日の教訓　まずは己を疑え！　と　ファイト一発！塩分濃度計を試料に浸し現れた数字は！
な・な・なんと　安定の1.6
こらえろ　こらえろ　平静を保つのだ！　そう自分に言い聞かせ その場では1.6 という数字を受け入れましたが　心の奥底では1.6を受け入れられない自分がいたのでした・・・　が　人生色々　多少のことは気にせず前に進むしかありません！　オリンピックを見ていてもそうですが　重要なのは気持ちの切り替え！ 次は実験器具の準備です　ま〜実験器具というよりは台所用品といったほうが適切ですが・・・

そしていよいよ塩の析出実験の始まり　
まずは　海水の不純物を取り除くべく海水をコーヒーフィルターで濾過

あとは濾過された海水をグツグツと煮込んでいくと　ある時突如として塩が析出し出す感動の瞬間が訪れます！

ちなみにここに至るまで　水の量が半分そして1/4になるごとに塩分濃度計を鍋に入れてみましたが　当然半分になれば塩分濃度は倍の3.2%に　1/4になればさらに倍の6.4%になるはずで　自信をもって塩分濃度計を浸してみましたが　どれも示す数値は安定の1.6 心の奥底で　“もう少し高価な塩分濃度計を購入し　もう一回浜名湖一周しなきゃいけないかな？“ と思ったのはいうまでもございません・・・　それでも　はい！　気持ちの切り替えです！
析出した塩をフィルターでこし

最後にフライパンで水分を飛ばし

そして完成！

娘の自由研究を見事にコンプリートし　この上ない達成感！　と同時に　心に引っかかるはやはり 1.6 という数字・・　この数字を心の中でどう処理すればいいのか？　無かったことにする？　いやいやサイエンスの世界に心の中の話はない！　数字が全てだ！　
　・用意した試料は1リットル
　・その試料の塩分濃度は 1.6% （らしい・・・）
　・ということは析出される塩の量は 16グラム
のはず・・・
ということで本実験最後のプロセス　析出された塩の重さ測定！

パーフェクト！　＆　ファンタスティック！
これぞサイエンス！　ネイチャーへの掲載もこれでほぼ間違いないしだ！
もうこれ以上　あの安物の塩分濃度計を疑うのはよそう！　
　・遠州灘の塩分濃度は 1.6%
　・浜名湖の塩分濃度はどこへ行っても 1.6%
というのが結論で　これ以上もこれ以下もない！

さて皆さん　楽しんでいただけたでしょうか？　我が家の2021年夏休みの自由研究・・　そしてもうすでにお気づきでしょうが　後日浜名湖畔で私の姿を見かけたとしても　そっとしておい下さいね・・・