SURF day's

お姉ちゃんが小学校4年生時の夏休みの自由研究は　

「海の水から塩を作る」というもので　これをやったのが2014年8月15日　かれこれ7年前の話になります（結構大作だったな　アレ）　7 年も経てば学校の先生も一新され再度このテーマで夏休みの自由研究をやったとしても問題はないだろう　というか夏休みの自由研究の目的からすれば　お姉ちゃんと同じテーマでも問題はないだろうということで　今年のおチビちゃんの自由研究テーマは　「海の水から塩を作る」againということで家族間での合意が形成されました・・・　それでも7年の歳月が経過して全く同じことをやるのもお父さん的にはどうもしっくりこなかったので（お父さんの気持ちはこの際どうでもいいと思いますが） 少しひねりを加えるべく海水から塩を作るという理科的な要素に　塩分濃度という算数的要素を加えたらどうか？　と考え　お父さんが常に抱いていた　“浜名湖の水はどこからしょっぱくなるのか？“ という疑問をこの際はっきりさせようということで　塩繋がりでこの調査を行うことを　家族全員ではなく　お父さんの独断で決定したのでした　娘の自由研究なのに・・・
そして決行日の今日　アマゾンで買った塩分濃度計とバケツを持ち　当然のことながら興奮するお父さんに　まあまあ乗る気のおチビちゃん　そしてお父さんの興奮ぶりとは対象的なお母さんとお姉ちゃんという構図で浜名湖へと向かったのでした・・　

最初のポイントは舞阪港　絵面的にも漁港をバックに調査の様子を写真に撮れば　理科的要素・算数的要素に社会的要素も加わり　ただの塩分濃度調査に厚みが感じられるのでは？　といういやらしい考えもありチョイス！　でもって舞阪港の塩分濃度＝1.6という結果が得られ　この1.6という数字がどんなことを意味するのかこの時点ではよくわかりませんでしたが　考えるに　浜名湖の奥に行けば行くほど塩分濃度は下がるんだろうな〜とは思っておりました　この時は・・
そして次のポイントは弁天島・・・　なんで舞坂漁港よりほんのわずかしか離れていない弁天島をチョイスしたかといえば　ただただ鳥居をバックに調査風景の写真を撮りたかっただけで　結果は当然1.6 でした・・
そしてその後も猪鼻湖に向けて車を走らせ数ポイントで調査を行いましたが　どこも結果は1.6！ オイオイつまんね〜じゃね〜か〜　でもこの先は期待の猪鼻湖が待っているし！　はやる気持ちを抑え　1.6という数字を甘んじて受け入れ車に乗り込み　いよいよ期待の猪鼻湖へ！　そして猪鼻湖の入り口で調査すると！！
結果は1.6・・・　がっくり
でも落ち込んでいる場合ではありません！　もっと奥に行けば絶対に数字が変わるはずだ！　と車に乗り込み猪鼻湖の一番奥に向かう！　この時点でお父さんの興奮ほぼmaxに対し　かろうじておチビちゃんはついてきていたものの　お母さんとお姉ちゃんは完全に呆れ気味であったのはいうまでもございません・・・
そ・そ・そして　やっと辿り着いた猪鼻湖の最奥ポイント！　水をバケツで汲み取り　塩分濃度計を水につけ測定開始！　結果が出るまではわずか1〜2秒！　おチビちゃんの表情にも緊張が走る！
そしてでた結果は！？
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいってん



ご
5？
5！
やった〜〜〜〜〜　この時ばかりはおチビちゃんは当然のことながら　しらけていたお母さんとお姉ちゃんも大喜びで　家族崩壊の危機を免れることができましたが　やはり何より興奮したのはお父さんであったことは　これまたいうまでもございませんでした・・・
しかし世の中そんなに甘くありません！　その後のポイントはどこも1.6で　さっきの1.5は誤差の範疇か？　都田川が注ぎ込む細江湖でも計測結果は安定の1.6・・アマゾンで安いの買ったんで潰れてるんじゃね〜の〜　と　自分を疑うのではなく測定器を疑う始末・・　それならばと　半ばやけくそになり都田川を遡上し　紛れもない“川“部で測定すると 測定器の示した値は0.4！　久しぶりに違う数値がでたことに変な喜びを覚えるものの　そもそもここは川！　当たり前だし　測定器が壊れていなかったという事実だけは確認ができた・・
そして再び浜名湖周回コースに戻り舘山寺から庄内湖畔を点々と調査するも　測定結果はやはり安定の1.6
結局　「浜名湖の塩分濃度は奥に行けば行くほど下がる」　ということが勝手な思い込みであっただけで　「浜名湖の塩分濃度はどこも一緒で安定の1.6」というのが事実であったようだ・・・

自分の考えや予想が外れた時　いかに素直にその事実を受け入れることができるか！　決して測定器などの自分以外のものを疑うのではなく　ますは己を疑え！　という人生の教訓を身をもっておチビちゃんに教えることができた　そんなおチビちゃんの夏休みの自由研究となりました！

って　誰の研究だったの？？